【IJCAD】MSTRETCHコマンド
MSTRETCH コマンドとは
AutoCAD では Express Tools をインストールすることで、いくつかの生産向上につながるコマンドが追加され、MSTRETCH コマンドも追加されるコマンドの一つです。
MSTRECH コマンドは LISP で作成されたコマンドなので、LISP が扱える DWG 互換 CAD 製品であれば、 MSTRECH コマンドを実行させてしまう事が可能らしいです。
IJCAD はどうなの?
IJCAD も LISP は扱えます。ただ MSTRECH コマンドで使用されているいくつかの LISP 関数が IJCAD には存在しません。その為入力中の処理を実行することができませんでした。
※BricsCAD では普通に動くらしいですね…
LISP 関数がどんな処理をするのか理解できれば、代わりのLISP関数を用意することも可能ですが、わざわざ LISP 関数を自作で用意する位なら、同じようなコマンドを最初から全部自分で作っちゃえばいいんじゃないかと思います。
そんなこんなで
いつの間にか手元にそれらしいプロジェクトがありましたので公開します。
AutoCAD 上で MSTRECH コマンドの動作を確認しながら大体の動きを再現させてみたらしいです。ストレッチの処理は次の記事の方法でした。
実のところ
標準の STRECH コマンドもオプションを活用することで、複数のオブジェクトを対象にしたストレッチはできるので、そもそも Autodesk も MSTRETCH コマンドなんてもの何故作ったのか不思議ですね。
昔から CAD の仕事をしている人なら、その辺知っているのかもしれません。